…虚子もさきの《虚子句集》の序で〈俳諧の発句,即ち今日いふところの俳句〉と述べている。 飯田竜太は,俳句は〈日本人なら誰もが持っている感性〉(《山居四望》1984)を基本とする詩だと説いているが,前衛派と伝統派の相克を通して,俳句はそうした共通の感性を不断に形成しているといえよう。中村草田男の〈降る雪や明治は遠くなりにけり〉,加藤楸邨(しゆうそん)の〈鮟鱇(あんこう)の骨まで凍ててぶちきらる〉などは,俳句による日本人の感性の刻印であった。…
※「飯田竜太」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...