飾り炭(読み)カザリズミ

デジタル大辞泉 「飾り炭」の意味・読み・例文・類語

かざり‐ずみ【飾り炭】

正月に、松飾りに炭を結びつけて飾ること。また、その炭。黒が邪気を払う色とされるからとも、読みを「住み」に通じさせて永住を祝う意からともいう。 新年
茶道で、新年の床飾りに用いる炭。また、それを飾ったもの。

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精選版 日本国語大辞典 「飾り炭」の意味・読み・例文・類語

かざり‐ずみ【飾炭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正月、門松に炭を結びつけて飾ること。また、その炭。邪悪を避けるために飾るといわれる。飾りの炭。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「角(つの)大師たつや元三かざり炭〈常二〉」(出典:俳諧・雑巾(1681)春)
  3. 表面灰白色を帯びた枝炭(えだずみ)茶の湯に用いる。白炭(しろずみ)。《 季語・冬 》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕

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