精選版 日本国語大辞典 「床飾り」の意味・読み・例文・類語 とこ‐かざり【床飾】 〘 名詞 〙 床の間の飾り。掛物や置物など床の間に置いて飾りとするもの。[初出の実例]「女郎共が床かざりに達磨をかざるは此いはれでありそふなもの」(出典:洒落本・郭中掃除雑編(1777)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「床飾り」の意味・わかりやすい解説 床飾りとこかざり 室町時代からみられた書院造における客室装飾の一つ。すなわち床の間の装飾のことで,正面に三幅対の掛軸を掛け,その前に卓を置き,その上に中央に香炉と香合,向って右に燭台,左に花瓶の「三具足 (みつぐそく) 」を配するのが,正式の飾り方であったといわれる。時代が下るとともに床の間は庶民住宅に普及したが,その装飾の作法は逆に忘れられてきている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の床飾りの言及 【座敷飾】より …床飾(とこかざり)ともいう。室町時代は中国の文物に対するあこがれが強く,書画,陶磁器,漆器などの名品(唐物(からもの))が数多く輸入された。… ※「床飾り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by