餓虎(読み)ガコ

デジタル大辞泉 「餓虎」の意味・読み・例文・類語

が‐こ【餓虎】

飢えた虎。
「肉を喰い酒を飲むこと、―のを貪るがごとし」〈逍遥当世書生気質

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精選版 日本国語大辞典 「餓虎」の意味・読み・例文・類語

が‐こ【餓虎】

〘名〙
① 飢えた虎。
史記抄(1477)一二「餓虎のなにがなくらわうと思ていた前に肉を置たと同事ぞ」 〔荘子達生
仏語。飢えた虎に、身を投げ出して与えた故事金光明経の捨身品に説く。
性霊集‐二(835頃)沙門勝道歴山水瑩玄珠碑「忿歳精之無一レ記、惜王侯之不一レ遊、思餓虎而不遇。訪子喬而適去」

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普及版 字通 「餓虎」の読み・字形・画数・意味

【餓虎】がこ

飢えた虎。〔荘子、達生〕魯に單(ぜんぺう)といふり。巖居して水飮し、民と利を共にせず。行年七十にして、ほ嬰兒の色り。不幸にして虎にふ。して之れをふ。

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