館町(読み)たてまち

日本歴史地名大系 「館町」の解説

館町
たてまち

[現在地名]矢島町館町

矢島町の町人町で、矢島絵図(秋田県庁蔵)によれば、陣屋のある台地の南に位置する。南に田中たなか町・七日なのか町があり、東はしん町と接する。

もともと城内じようない村の田方であったが、寛永一七年(一六四〇)生駒氏の陣屋が城内村八森はつもりに置かれ、宝永―正徳(一七〇四―一六)頃から人口も増え、町が形成されたという(由利郡館町地誌)

正徳四年の水帳(館町初)に「軒数合六拾八軒 内七軒御足軽屋敷諸役御免 屋舗割正徳四年」とある。

生肴販売の特権を与えられ、「館町初」によれば、「町家督被仰付候ハ元禄十六年未四月八日」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む