精選版 日本国語大辞典 「饒益」の意味・読み・例文・類語 にょう‐やくネウ‥【饒益】 〘 名詞 〙 仏語。慈悲の心をもって有情に利益を与えること。また、その利益。[初出の実例]「彌勒即釈曰、如来出定、不レ知二何時出一、若今不二即答一、大衆疑彌深、仏子時答、決レ疑令レ憙、何所二饒益一、演二斯光明一」(出典:法華義疏(7C前)一)「よく悪業煩悩の闇をはらし、饒益(ニャウヤク)をたれ」(出典:古郷帰の江戸咄(1687)四)[その他の文献]〔無量寿経‐下〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「饒益」の読み・字形・画数・意味 【饒益】じよう(ぜう)えき 豊かで多い。〔史記、貨殖伝〕子(しこう)、に仲尼に學び、いて衞に仕ふ。~七十子の徒、賜(子の名)最も饒なりと爲す。字通「饒」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報