首丘(読み)しゅきゅう

精選版 日本国語大辞典 「首丘」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐きゅう‥キウ【首丘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「礼記‐檀弓・上」の「狐死、正丘首、仁也」による語。狐が死ぬ時に、その首を、もとすんでいた丘の方へ向けるの意から ) 本(もと)を忘れないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「未首丘之実云々」(出典古事談(1212‐15頃)一)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐九章・遠郢〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「首丘」の読み・字形・画数・意味

【首丘】しゆきゆう(きう)

丘の古巣に頭を向ける。故郷を思う。〔淮南子、説林訓〕鳥飛んでに反り、走りて窟に歸り、死して丘に首(まくら)す。

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