首夏(読み)シュカ

デジタル大辞泉 「首夏」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐か【首夏】

夏の初め。初夏
「―に及んでことごと田舎別業に行き」〈織田訳・花柳春話
陰暦4月の異称 夏》「―の家朝に深夜に貨車轟き/波郷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「首夏」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐か【首夏】

  1. 〘 名詞 〙 夏の初め。初夏。また、陰暦四月の称。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「残春好被鶯花送、首夏自慙鶴髪生」(出典:江吏部集(1010‐11頃)下・四月一日見三月尽日春被鶯花送之題、不堪感歎作詩加之)
    2. 「英国の風俗に富貴の人は〈略〉首夏(シュカ)に及んで尽(ことごと)く田舎の別業に行き」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android