事典 日本の地域ブランド・名産品 「首里織」の解説
首里織[染織]
しゅりおり
沖縄県の首里・那覇地域に由来する製法により那覇市・南風原町・西原町・浦添市で生産された織物(畳べり地を除く)。沖縄県の首里・那覇地域に由来する製法により那覇市・島尻郡南風原町・中頭郡西原町・浦添市で生産された織物(畳べり地を除く)。首里に伝わる種々の紋織や絣織物を総称する名称。14世紀〜15世紀の琉球王朝は、東南アジアや中国との盛んな交流のなかで織の技術を学んだ。首里王府の城下町として栄えた首里では、王府の貴族や士族用に色・柄を究極まで追求し、格調高く麗美な織物が織られた。首里織のうち、首里絣・首里花織・首里道屯織・首里花蔵織・首里ミンサーは沖縄県伝統工芸製品。1983(昭和58)年4月、首里織として通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2006(平成18)年12月、首里織として特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5011881号。地域団体商標の権利者は、那覇伝統織物事業協同組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報