格調(読み)カクチョウ

デジタル大辞泉 「格調」の意味・読み・例文・類語

かく‐ちょう〔‐テウ〕【格調】

詩歌文章演説などの構成表現から生じる全体品格。「格調の高い文章」
[類語]品位品格風格気品沽券正格公式正則正統正調本式本格的正規正式格式おおやけ公的正しい本物儀礼礼法礼式礼儀風儀作法よそ行き格式張る折り目正しいフォーマル気位本格本筋まっとう正道本道本流主流中正至当合理的合法的押しも押されもせぬれっきとちゃんとまとも道理道理至極腰を入れる本腰本腰を入れるレギュラーオーソドックスプロパー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「格調」の意味・読み・例文・類語

かく‐ちょう‥テウ【格調】

  1. 〘 名詞 〙 詩歌、文章など、芸術作品のもっている体裁調子。精神的な高さや、そのものにふさわしい全体の構成や調子などにいう。
    1. [初出の実例]「言景文が詩は、其格調が、高程に、和者が、すくないぞ」(出典:四河入海(17C前)一九)
    2. 「正徳享保の詩は、格調ありて性情なく」(出典:淡窓詩話(19C中)上)
    3. [その他の文献]〔韋荘‐送李秀才詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「格調」の読み・字形・画数・意味

【格調】かくちよう(てう)

詩歌の声調。人の品格。〔唐詩紀事、六十三〕(秦韜玉、貧女の詩)誰か愛す風、格の高きを 共にれむ時勢妝を儉(をし)むを

字通「格」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android