首題(読み)シュダイ

精選版 日本国語大辞典 「首題」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐だい【首題】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。
    1. (イ) 経の題号(題目)。
      1. [初出の実例]「十千の魚、十二部経の首題(シュダイ)名字を聞きて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)御裳着)
    2. (ロ) 日蓮宗で、法華経表題に「南無」の二字を加えた、「南無妙法蓮華経」の題目。
      1. [初出の実例]「七じの首題只今の妙法蓮げと一息に」(出典:浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)上)
  3. 手紙や通達書などの始めに書く語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android