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香奩体 コウレンタイ

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デジタル大辞泉の解説

こうれん‐たい〔カウレン‐〕【香×奩体】

《「香奩」は化粧道具を収める箱》漢詩で、女性の姿態や男女の恋愛感情などを写した艶麗な詩体。唐の韓偓(かんあく)の詩集「香奩集」に代表される。

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大辞林 第三版の解説

こうれんたい【香奩体】

中国の詩風の一体。婦人の艶情・媚態・閨怨けいえんなどを官能的に描くもの。晩唐の詩人韓偓かんあくの艶詩集「香奩集」による。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の香奩体の言及

【韓偓】より

…翰林学士・中書舎人から,兵部侍郎にまでなったが,時の権力者朱全忠に憎まれて左遷され,南方に漂泊し,終生都に帰らなかった。官能的な艶美の詩を得意とし,《香奩(こうれん)集》3巻はそうした艶体の詩のみを収め,後世〈香奩体〉の名を生むほどに愛好された。艶詩以外の作品を収録する《玉山樵人集》1巻もある。…

【漢詩文】より

…漢詩ではまず小野湖山,岡本黄石,大沼枕山(ちんざん)らが現れ,陸游,蘇東坡(蘇軾(そしよく)),黄山谷(黄庭堅)らの宋詩を重んじて詩壇を指導した。ついで現れた森春濤(しゆんとう)・森槐南(かいなん)父子は婦女子の恋愛の感情を詠んだ香奩(こうれん)体の詩や,袁枚(えんばい),趙翼,張船山(張問陶),王漁洋(王士禎)らの清詩をさかんに鼓吹し,本田種竹らとともに明治詩壇(ことに後期)における清詩の流行をもたらした。槐南の門からは野口寧斎が出て詩名をうたわれたが,当時これらの人々と独立して活躍していたのが成島柳北,長三洲らである。…

※「香奩体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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