香奩(読み)こうれん

精選版 日本国語大辞典 「香奩」の意味・読み・例文・類語

こう‐れんカウ‥【香奩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 化粧道具を入れる箱。
    1. [初出の実例]「学科、理科、家常日用、〈略〉童翫、香瑣末まで、聊か新工夫をそへたるは、即ち採録して雛形を此内に列す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔李後主‐宣城公仲宣挽辞〕
  3. 神仏に供える香を入れる箱。香箱。
  4. こうれんたい(香奩体)」の略。
    1. [初出の実例]「詩余は歌詞なり。楽府声詩の変にして、徐陵が玉台、韓偓が香奩の遺体なり」(出典:作詩志彀(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「香奩」の読み・字形・画数・意味

【香奩】こうれん

化粧箱

字通「香」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android