香川三線遺跡・香川6遺跡(読み)かがわさんせんいせき・かがわろくいせき

日本歴史地名大系 の解説

香川三線遺跡・香川6遺跡
かがわさんせんいせき・かがわろくいせき

[現在地名]苫前郡苫前町字香川

留萌管内苫前町を貫流する古丹別こたんべつ川の下流両岸に対峙する擦文時代中期・後期に営まれた大規模集落遺跡。左岸側の香川三線遺跡は標高六メートルの河岸段丘上にあり、昭和六一年(一九八六)・同六二年の発掘調査で竪穴住居跡八四軒・炭化物集積跡二基・遺物約一万七千点が出土した。遺物は擦文土器紡錘車のほか、須恵器土師器、鞴の羽口、刀子、鋏など。右岸側の香川6遺跡は標高四メートルの河岸段丘上にあり、昭和六二年の発掘調査で住居跡二五軒・屋外炉跡一一基・炭化物集積跡一六基・遺物約三千六〇〇点が出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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