香淀村(読み)こうよどむら

日本歴史地名大系 「香淀村」の解説

香淀村
こうよどむら

[現在地名]作木村香淀

下作木(しもさくぎ)村の南東に位置し、村域の西北と南を江(ごう)の川が流れる。「芸藩通志」に「明暦之頃の文書には江淀に作る。河よどむの義なるべし」と記す。南対岸の高田郡佐々部(ささべ)村(現高宮町)とは川船渡で結ばれていた。「国郡志下調書出帳」に「当村慶長年迄ハ別作村と唱候処、其後江淀村と門田村・大山村三ケ村ニ相分候由」とあり、古くは別作(べつさく)村と称した。分村の正確な時期は不明であるが、元和五年(一六一九)の備後国知行帳には村名がみえ、高六三四・四三二石を記す。

三次(みよし)郡川下組の村々は、楮紙の生産が盛んであったが、当村はとくにその中心で、「芸藩通志」にも「川下四村紙を製す、諸紙もあれども多く杉原紙なり、故ニ三次杉原の名あり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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