日本歴史地名大系 「香雲寺」の解説 香雲寺こううんじ 神奈川県:秦野市西田原村香雲寺[現在地名]秦野市西田原北に丹沢(たんざわ)連山を背負い、南に秦野盆地を望む。曹洞宗、大珠山と号し、本尊釈迦如来。寺伝では文正―応仁(一四六六―六九)の頃に駿河国富士郡の人叟宗俊が西隣の羽根(はね)村に開いた春窓(しゆんそう)院に始まり、永禄年中(一五五八―七〇)四世実堂宗梅の時に大檀那の大藤式部少輔政信が田原(たわら)に移し、この時に興雲(こううん)寺と改めたという。この表記は正保(一六四四―四八)頃までの香雲寺文書にみられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by