馬の骨(読み)ウマノホネ

デジタル大辞泉 「馬の骨」の意味・読み・例文・類語

うま‐の‐ほね【馬の骨】

素性のはっきりしない者をあざけっていう語。「どこの馬の骨だか知れないやつ」
[類語]俗人俗物俗輩凡俗有象無象みいはあ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「馬の骨」の意味・読み・例文・類語

うま【馬】 の 骨(ほね)

  1. 素姓のわからない下賤の者をあざけっていう語。
    1. [初出の実例]「よしよしいづくの馬(ムマ)の骨(ホネ)にもせよ、形(なり)から品(ふり)からしほたれて」(出典浮世草子・元祿大平記(1702)二)
  2. 馬の骨の膏(あぶら)から製した粗悪品の蝋燭をいう。
    1. [初出の実例]「しょくだいへも馬のほねはとぼさず」(出典:黄表紙・玉磨青砥銭(1790))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android