馬の骨(読み)うまのほね

精選版 日本国語大辞典 「馬の骨」の意味・読み・例文・類語

うま【馬】 の 骨(ほね)

素姓のわからない下賤の者をあざけっていう語。
浮世草子・元祿大平記(1702)二「よしよしいづくの馬(ムマ)の骨(ホネ)にもせよ、形(なり)から品(ふり)からしほたれて」
② 馬の骨の膏(あぶら)から製した粗悪品の蝋燭をいう。
黄表紙・玉磨青砥銭(1790)「しょくだいへも馬のほねはとぼさず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「馬の骨」の意味・読み・例文・類語

うま‐の‐ほね【馬の骨】

素性のはっきりしない者をあざけっていう語。「どこの馬の骨だか知れないやつ」
[類語]俗人俗物俗輩凡俗有象無象みいはあ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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