馬居寺(読み)まごじ

日本歴史地名大系 「馬居寺」の解説

馬居寺
まごじ

[現在地名]高浜町馬居寺

馬居寺南部の最奥にある。山号本光山、高野山真言宗。本尊馬頭観音(坐像、国指定重要文化財)。かつて当地にあった西光さいこう寺の後身と伝えるが、あきらかではない。西光寺は、文安六年(一四四九)五月二日の若狭国西光寺東寺修造料足奉加人数注進状(東寺百合文書)があり、京都東寺の支配下にあったことがわかる。馬居寺の草創・来歴について、延宝三年(一六七五)の「若州管内社寺由緒記」は「聖徳大子為御建立、天喜五丁酉年御造営五間四面の本堂本尊は馬頭観音・三間四面の阿弥陀堂鎮守・経堂・鐘楼・堂坊数六坊・此寺領百拾四石有之処大閤御検地に被召上候、本堂は小浜長源寺へ二王門二王共に参り、阿弥陀堂本尊共高浜西福寺へ参り」と記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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