馬町二丁目(読み)ばくろちようにちようめ

日本歴史地名大系 「馬町二丁目」の解説

町二丁目
ばくろちようにちようめ

[現在地名]中央区日本橋馬喰町一丁目

馬喰町一丁目の東続きで、北は橋本はしもと町四丁目(現千代田区)、南は横山よこやま町一丁目に接する。安永三年小間附町鑑によれば小間数一四二間半(京間一四〇間・田舎間二間半)、公役金を納めた。名主は馬喰町一丁目と同じ。元禄(一六八八―一七〇四)頃まで願人坊主が集団で住んでいた(江戸真砂六十帖)。願人坊主は僧籍に入ることを願っている乞食僧で、最初は地蔵像をもって勧進し釈迦の誕生を説いたりしていたが、後にちょぼくれを歌うようになったという。北の横丁附木店つけぎだなと俗称された。附木をつくる店が多かったために付けられた名で、ここから江戸中の附木の多くを供給した(続江戸砂子)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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