馬鞍山(読み)ばあんざん(英語表記)Mǎ ān shān

世界大百科事典 第2版の解説

ばあんざん【馬鞍山 Mǎ ān shān】

中国,安徽省東部,江蘇省との省界に接し,長江(揚子江)右岸に位置する省直轄市。人口48万(1994)。ここはもともと当涂県に属する地であったが,長江沿岸の馬鞍山に産する鉄鉱石をもとに発達した工業地区を1956年独立させて市としたもの。南京蕪湖と鉄道で通じ,鉄鋼を中心とした工業都市となっている。市の南西,翠螺山が長江に没する地点は急崖をなし,古くから長江を扼(やく)する要衝の一つであった。かつて金牛が渚岸より出現したため牛渚磯,また五彩の石を産するところから采石磯と呼ばれ,南京の燕子磯,湖南岳陽の城陵磯と並んで長江三磯と称される名勝である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

馬鞍山
ばあんさん / マーアンシャン

中国、安徽(あんき)省東端、江蘇(こうそ)省境の揚子江(ようすこう)東岸にある地級市。3市轄区、当塗(とうと)など3県を管轄する(2016年時点)。人口129万4752(2010)。1956年、当塗県の馬鞍山鉱区とその付近の地区を分離して市を設けた。付近は鉱産資源に富み、とくに鉄鉱石が豊富に埋蔵される。中華人民共和国成立後、重点的に開発が進められ、大規模な露天掘りで採掘されている。1958年以降、製鉄所が建設され中型鉄鋼コンビナートに発展した。機械、化学、セメントなどの工業も発達している。名勝・旧跡に採石磯(さいせきき)、太白楼(たいはくろう)などがある。[林 和生・編集部]

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