駄荷(読み)だに

精選版 日本国語大辞典 「駄荷」の意味・読み・例文・類語

だ‐に【駄荷】

〘名〙
① 馬につけて送る荷物
浄瑠璃十二段(1698頃)二「今宵の中だに共数多拵へて」
※俳諧・七柏集(1781)雪中庵興行「紅毛(おらんだ)わたる駄荷の朝駒〈風宜〉 捨物の鎗(やり)かけてある横かすみ〈古音〉」
② (①の誤用から) 肩に担ぐ荷物。
読本南総里見八犬伝(1814‐42)八「二裹(ふたつつみ)担荷(ダニ)を見かへりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「駄荷」の意味・読み・例文・類語

だ‐に【駄荷】

馬に負わせた荷物。
「―のつづらを幸と」〈浄・伊賀越

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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