高上村(読み)たかうえむら

日本歴史地名大系 「高上村」の解説

高上村
たかうえむら

[現在地名]前原市高上

雷山らいざん村の北、雷山川右岸に位置する。西は三坂みさか村。応安八年(一三七五)二月日の田原氏能軍忠状(入江文書/南北朝遺文(九州編)五)に「高上御陣」とみえ、同六年菊池武政ら南朝方が筑後川を越えて本折もとおり(現佐賀県神埼町)に打寄せたため、当地にいた今川頼泰は綾部あやべ(現同県中原町)に出陣した。小早川時代の指出前之帳では高祖たかす村の内。


高上村
たこえむら

[現在地名]三輪町高上

上高場かみたかば村の東にある。西方草場くさば川、東方小石原こいしわら川が流れ、両川の中間に位置する。もと上高場村の内で、「田肥」とも書いた(続風土記附録)。文政三年(一八二〇)に同村から分れて一村を立てたとされる(地理全誌)。同年の家数二三・人数一〇〇、馬一三・牛三(「御領分中家数人高牛馬附」秋月黒田家文書)。「地理全誌」によると田二二町余(高二五三石余)・畑五町六反余(高三五石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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