高城宿(読み)たかぎしゆく

日本歴史地名大系 「高城宿」の解説

高城宿
たかぎしゆく

[現在地名]松島町高城

石巻いしのまき街道(気仙道)宿駅赤沼あかぬま(現利府町)から長老ちようろう坂を越えて松島村に至り高城宿に入った街道は、「塩松勝譜」に「高城駅ヲ出デ東行スレバ、三岐アリ、其一ハ吉岡路、其二ハ松山・涌谷ノ諸邑ニ之クベク、其三ハ小野駅ヲ経テ、石巻・金華ノ諸境ニ通ズル路ナリ」とあるように三道に分岐していた。吉岡よしおか路は、現松島高校の裏手で分岐し、愛宕あたごより初原はつばら天神社前を経て、ほぼ現行の路をたどり奥州街道に通じ、松山涌谷まつやまわくや路はあてら坂において石巻街道と分れていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android