日本歴史地名大系 「高岳寺」の解説 高岳寺こうがくじ 福井県:坂井郡丸岡町篠岡村高岳寺[現在地名]丸岡町篠岡篠岡(しのおか)の西、愛宕(あたご)山の西端にある。日曜山と号し、天台宗。本尊阿弥陀如来。明暦元年(一六五五)日向国延岡(のべおか)(現宮崎県延岡市)に金剛寿院晃海を開山として創建、有馬家代々の墓所としたのに始まる。元禄八年(一六九五)有馬氏の丸岡(まるおか)移封に伴って丸岡に移り、豊原(とよはら)寺の一坊成就(じようじゆ)院の跡地に寺基を定めた。寺領二〇〇石。歴代藩主は多く江戸屋敷で没したため、幕末までは当寺に有馬直純・康純・清純・孝純の墓だけしかなかったが、明治四三年(一九一〇)延岡から殉死者一三人の墓を、大正五年(一九一六)には東京の墓を移した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by