日本歴史地名大系 「高島遺跡」の解説 高島遺跡たかしまいせき 岡山県:岡山市旧児島郡地区宮浦村高島遺跡[現在地名]岡山市宮浦宮浦(みやのうら)の北方海上に浮ぶ高島にある。島は、大半をなす山と北方にある小山が砂洲で結ばれてできており、遺跡はこの砂洲から南、島の大半を覆って残る。遺跡の一部からは縄文晩期の土器、弥生前期の土器も出土しているが、遺跡の中心は五世紀に始まる祭祀遺跡である。祭祀遺跡は、島の中央の山頂にある磐座を中心に山を取巻くように残されている。最も盛んな祭祀は五世紀後半から六世紀前半にかけて行われており、刀剣・甲冑などの鉄器類、鏡・石製模造品・土製品・土器など多数の祭祀遺物を出土している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by