高嶋健一(読み)タカシマ ケンイチ

20世紀日本人名事典 「高嶋健一」の解説

高嶋 健一
タカシマ ケンイチ

昭和期の歌人水甕」運営委員長;静岡県立大学名誉教授。



生年
昭和4(1929)年4月14日

没年
平成15(2003)年5月18日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
広島文理科大学教育学科〔昭和28年〕卒

主な受賞名〔年〕
水甕賞〔昭和51年〕,静岡県文化奨励賞〔昭和54年〕,日本歌人クラブ賞(第10回)〔昭和58年〕「草の快楽」,短歌研究賞(第36回)〔平成12年〕「日常」,短歌新聞社賞(第10回)〔平成15年〕「存命

経歴
昭和21年「水甕」入社。26年同人、52年選者、のち運営委員長。「短歌個性」「堊」同人。写実に現代性を加えた独自の歌体を確立、58年「草の快楽」で日本歌人クラブ賞を受賞。晩年は人工透析を受けながら自らの生を見つめ、歌集3部作を発表した。傍ら、教育心理学を講じ、29年大阪府池田市教育研究所員、31年兵庫県立湊川高教諭、32年静岡女子短期大学講師、38年助教授、42年静岡女子大学(現・静岡県立大学)助教授を経て、45年教授。専門の著作に「探求学習における発問と応答」「青年心理学入門」、歌集に「甲南五人」「方嚮」「中游」「日常」「存命」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高嶋健一」の解説

高嶋健一 たかしま-けんいち

1929-2003 昭和後期-平成時代の歌人。
昭和4年4月14日生まれ。昭和21年「水甕(みずがめ)」にはいり,62年編集責任者。日常的な歌材をあたらしい方法意識でとらえなおし,58年「草の快楽」で日本歌人クラブ賞。静岡県立大教授をつとめた。平成15年5月18日死去。74歳。兵庫県出身。広島文理大卒。歌集に「甲南五人」「方嚮」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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