高松殿(読み)たかまつどの

精選版 日本国語大辞典 「高松殿」の意味・読み・例文・類語

たかまつ‐どの【高松殿】

  1. 京都市中京区姉小路の北、西洞院の東にあった醍醐天皇の皇子源高明の邸宅。のち小一条敦明親王の在所、のち内裏・仙洞となり、近衛天皇後白河天皇居住平治の乱(一一五九)で焼失。高松内裏。
    1. [初出の実例]「たかまつ殿におはしましたれば、たとしへなきことどもおほかり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)ゆふしで)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android