高根白山神社(読み)たかねはくさんじんじや

日本歴史地名大系 「高根白山神社」の解説

高根白山神社
たかねはくさんじんじや

[現在地名]藤枝市瀬戸ノ谷

高根山(八七一メートル)中腹に鎮座する。祭神伊邪那岐命伊邪那美命・菊理姫命。旧村社。文治年中(一一八五―九〇)愚白が加賀国白山から勧請したのが始まりと伝える。永禄一三年(一五七〇)二月九日の武田家朱印状写(高根神社文書)に高根山権現とみえ、武田氏は高根神主に対し社領を安堵しており、同年四月一二日にも同様の安堵を行っている(「武田信玄判物」杉山高次郎氏所蔵文書)。天正一八年(一五九〇)正月日の豊臣秀吉禁制(同文書)は宛所を欠くが、当社に宛てられたと思われる。同年一二月二八日には秀吉は瀬戸谷せとのやにあった当社領二五石を青山あおやま八幡宮神主三郎左衛門尉に安堵している(「豊臣秀吉社領安堵朱印状写」青山八幡宮文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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