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伊勢流 イセリュウ

デジタル大辞泉の解説

いせ‐りゅう〔‐リウ〕【×勢流】

武家礼法の一派。室町中期、伊勢貞親・貞宗のころに形成され、江戸時代に伊勢貞丈に至って大成された。
伊勢風(ふう)

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世界大百科事典 第2版の解説

いせりゅう【伊勢流】

武家諸礼式の一流。室町期には武家の儀礼形成が進んだが,その中でも足利将軍周辺の故実家として重んぜられたのが伊勢氏であった。伊勢氏は代々幕府政所職(執事)を世襲し,また幕府殿中の諸事を総轄していたため,もともと儀礼面とは深いかかわりをもっていたが,将軍義政の政所職貞親,その子貞宗のころから,伊勢氏は儀礼面の有識者として世の注目を浴びるようになった。彼らは将軍近侍としての必要性から,自家の職掌柄詳しい殿中諸儀礼のほか,装束,書札をはじめ,弓馬,甲冑,作鞍,軍陣故実などをも意欲的に学び,当時における屈指の故実家といわれた。

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大辞林 第三版の解説

いせりゅう【伊勢流】

武家礼式の流派。室町時代からの伊勢家に伝わる礼式・故実の流儀。流祖は室町初期の伊勢貞継とされる。室町幕府で特に重んじられたが、江戸時代には小笠原流におされ衰退。

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