( 1 )①は室町後期においては、将軍家の傅育役、殿中の作法をとりしきる殿中総奉行、御厩別当などいわゆる故実礼式家として活躍した。
( 2 )徳川幕藩体制下になって、武家故実家として、旗本並みに祿されたが、武家儀礼の下問に答える家柄にとどまり、伊勢流は次第に衰えた。
武家諸礼式の一流。室町期には武家の儀礼形成が進んだが,その中でも足利将軍周辺の故実家として重んぜられたのが伊勢氏であった。伊勢氏は代々幕府政所職(執事)を世襲し,また幕府殿中の諸事を総轄していたため,もともと儀礼面とは深いかかわりをもっていたが,将軍義政の政所職貞親,その子貞宗のころから,伊勢氏は儀礼面の有識者として世の注目を浴びるようになった。彼らは将軍近侍としての必要性から,自家の職掌柄詳しい殿中諸儀礼のほか,装束,書札をはじめ,弓馬,甲冑,作鞍,軍陣故実などをも意欲的に学び,当時における屈指の故実家といわれた。後世の伊勢流故実の基盤もこの期に形成されている。室町幕府の崩壊後も,伊勢家の人々は織田,豊臣,島津,近衛家などに故実家として重用され,貞衡が徳川家に仕え,江戸幕府の諸礼式に参与する幸運を得た。世に知られる江戸幕府の故実家伊勢貞丈も,こうした家系の中に生まれたのである。
→有職故実
執筆者:二木 謙一
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