20世紀日本人名事典 「高橋功」の解説
高橋 功
タカハシ イサオ
昭和期の医師,ギター奏者 日本ギタリスト協会名誉会長。
- 生年
- 明治40(1907)年6月8日
- 没年
- 平成15(2003)年10月26日
- 出生地
- 宮城県仙台市
- 別名
- 俳号=草児
- 学歴〔年〕
- 東北帝大法文学部ドイツ文学科〔昭和7年〕卒,京城帝大医学部〔昭和11年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 朝日明るい社会賞〔昭和37年〕,日本医師会最高優功賞〔昭和43年〕,ガボン共和国有功章,国際厚生事業功労者〔昭和63年〕
- 経歴
- 昭和11年東北大附属病院眼科に勤務するが、応召され陸軍軍医に。復員して22年開業。33年アフリカ・ガボンのランバレネに渡り、シュバイツァー博士の助手として8年間を過ごし、ハンセン病対策などに従事。41年帰国後、聖マリアンナ医科大学講師、日本コンタクトレンズ研究所顧問などを務めた。ギター奏者としても知られ、44年以来フランス国営放送主催のパリ国際ギターコンクール審査員も務めた。著書に「私の自叙伝」、「生命への畏敬」などシュバイツァー博士に関するもの30余冊の他、「ノーベル賞の人びと」「評伝〈古賀政男〉」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報