ランバレネ(その他表記)Lambaréné

デジタル大辞泉 「ランバレネ」の意味・読み・例文・類語

ランバレネ(Lambaréné)

アフリカのガボン中西部の都市。首都リーブルビル南東約150キロメートル、ギニア湾に注ぐオゴウエ川中流沿岸にある。シュバイツァー伝道医療を行った地。

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精選版 日本国語大辞典 「ランバレネ」の意味・読み・例文・類語

ランバレネ

  1. ( Lambaréné ) ガボン共和国西部の都市。オゴウエ川の中流にある。一九一三~六五年、A=シュバイツァーがこの地で伝道と医療活動を行なった。

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改訂新版 世界大百科事典 「ランバレネ」の意味・わかりやすい解説

ランバレネ
Lambaréné

アフリカ中西部,ガボン共和国西部の小都市。人口1万5033(1993)。オゴウェ川の中流,河口ポール・ジャンティルから約200kmの地点にある。1913年にA.シュワイツァーがここの原住民部落から2kmほど離れた地点に病院を建設し,キリスト教人道主義に基づく治療活動を始めてから,世界的に有名となった。65年のシュワイツァー没後も病院は存続している。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ランバレネ」の意味・わかりやすい解説

ランバレネ
らんばれね
Lambaréné

アフリカ中西部、ガボン西部にある町。人口1万9400(2002推計)。リーブルビルの南東150キロメートル、オゴウエ川沿岸に位置する。ドイツ医師思想家のA・シュワイツァーが1913年から死去(1965)するまで、伝道と医療活動を行った地として知られる。同博士の墓やシュワイツァー平和記念病院があるほか郵便局銀行など各種施設も整っている。

[端 信行

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランバレネ」の意味・わかりやすい解説

ランバレネ
Lambaréné

ガボン西部の都市。モアイヤンオゴウェ州の州都。リーブルビル南東約 150km,オゴウェ川の中州に位置。河川運輸の河港木材集散地として発展。大規模なパーム油工場もあり,周辺ではゴム,石油を産する。フランスの A.シュバイツァーが医療活動を行い,没した地として有名。人口約2万 6000。

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百科事典マイペディア 「ランバレネ」の意味・わかりやすい解説

ランバレネ

ガボン西部の町。オゴウェ川に臨む。1913年シュワイツァーの建設した病院の所在地として知られる。空港がある。約1万5000人(1993)。

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世界大百科事典(旧版)内のランバレネの言及

【シュワイツァー】より

…05年にパリ・バッハ協会を創立したが,この年の春に霊的衝撃を感じて黒人医療に一生を捧げる決意をし,医学の修業に入った。11年に結婚,12年に医学博士となり,13年には看護婦であった妻とともにフランス領赤道アフリカ(現,ガボン共和国)のランバレネに渡り,ここに熱帯病病院を建てて医療活動に入った。その後の神学著作には《使徒パウロの神秘主義》(1930)があるが,関心は文明論に移って,《文化哲学》2巻(1923),《インド思想家の世界観》(1935)などを刊行した。…

※「ランバレネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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