高橋雄豺(読み)タカハシ ユウサイ

20世紀日本人名事典 「高橋雄豺」の解説

高橋 雄豺
タカハシ ユウサイ

昭和期の新聞実業家 読売新聞副社長



生年
明治22(1889)年11月3日

没年
昭和54(1979)年8月26日

出生地
愛媛県

学歴〔年〕
北予中卒

学位〔年〕
法学博士(中央大学)〔昭和33年〕

経歴
明治42年警視庁巡査となり、警察関係の職務歴任。大正4年高等文官試験合格。昭和6〜7年香川県知事をつとめる。8年警察時代の上司正力松太郎の経営する読売新聞社に外報部長として入社、正力社長の腹心として主筆、副社長を務めた。20年敗戦後の読売争議により退社したが、30年副社長に復帰。経営の中心として、大阪読売新聞社会長なども兼任。40年副社長を辞して最高顧問となった。その後も選挙制度審議会会長など政府関係各種審議会の役職をつとめた。著書に「明治警察史研究」(全4巻)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋雄豺」の解説

高橋雄豺 たかはし-ゆうさい

1889-1979 昭和時代の新聞経営者。
明治22年11月3日生まれ。42年から警視庁につとめ,高等文官試験合格。香川県知事をへて,昭和8年読売新聞社に外報部長として入社。正力松太郎社長のもとで主筆,副社長をつとめる。戦後労働争議で退社したが,30年副社長に復帰した。昭和54年8月26日死去。89歳。愛媛県出身。北予中学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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