高浜 長江(読み)タカハマ チョウコウ

20世紀日本人名事典 「高浜 長江」の解説

高浜 長江
タカハマ チョウコウ

明治期の詩人



生年
明治9年6月21日(1876年)

没年
明治45(1912)年1月29日

出生地
鳥取県

本名
高浜 謙三

学歴〔年〕
明治法律学校卒

経歴
志願して軍隊に入り大阪・桃山で兵営生活を送る。日清・日露戦争に従軍し、その当時の詩は「小羊」(明治38年)にまとめられた。復員後、41年児玉花外と共に「火柱(ほばしら)」を創刊。初期は七五調五七調定型詩であったが、後期はほとんどが自由律となった。著書に詩集虚無と西行」「清教徒の最後の胸に」、詩文集「酔後の花」「草雲雀」、マラルメロセッティの訳詩も収めた詩集「煉獄へ」の他、小泉八雲怪談」の翻訳などもある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android