草雲雀(読み)クサヒバリ

デジタル大辞泉 「草雲雀」の意味・読み・例文・類語

くさ‐ひばり【草雲雀】

直翅ちょくしクサヒバリ科の小形のコオロギ体色は淡黄褐色で黒褐色の点や帯紋がある。雄は昼間からフィリリリと高い声で鳴く。本州以南から台湾まで分布 秋》「大いなる月こそ落つれ―/しづの女」

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精選版 日本国語大辞典 「草雲雀」の意味・読み・例文・類語

くさ‐ひばり【草雲雀】

  1. 〘 名詞 〙 バッタ(直翅)目クサヒバリ科の昆虫体形はコオロギに似ているが小さく、体長は七~八ミリメートル。淡黄褐色で、触角が長い。雄では黒褐色の不規則な斑紋、雌では縦脈がある。八~九月ごろ、生垣庭木などでリリリリ…と高く美しい声で鳴く。古来鳴く虫の一つとして愛玩される。本州以南に分布。あさすず。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「狗蠅黄(〈注〉クサヒバリ)は紡織娘(〈注〉はたおり)を債ふて織るに似たり」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「草雲雀」の解説

草雲雀 (クサヒバリ)

学名Paratrigonidium bifasciatum
動物。コオロギ科の昆虫

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デジタル大辞泉プラス 「草雲雀」の解説

草雲雀

池波正太郎の時代小説短編集。1978年刊行。「鬼平犯科帳」シリーズ。

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