デジタル大辞泉
「火柱」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひ‐ばしら【火柱】
- 〘 名詞 〙
- ① 空中に立ちのぼって柱のように見える赤い気。
- [初出の実例]「白赤気三条出現〈略〉泰貞朝臣最前馳二参御所一。申云。此変為二慧形一、異名火柱也」(出典:吾妻鏡‐仁治二年(1241)二月四日)
- ② 柱のかたちに高く空中に燃え上がった火。また、稲妻など空中を走る火。火の柱。
- [初出の実例]「火柱にもだき付度折から」(出典:世話詞渡世雀(1753)上)
- ③ 火事の前兆といわれる幻覚。火柱が見えると近いうちに火災があるという。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の火柱の言及
【狐火】より
…鳥山石燕《百鬼夜行図》にはキツネがくわえた骨から燐火が出ている図が狐火として描かれており,[鬼火]と結合したものと思われる。なお,川岸によく出現するという火柱も狐火の変形とされるが,こちらはイタチのしわざといわれ,火柱の倒れた方向に火災が起こると信じられている。【飯島 吉晴】。…
※「火柱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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