高瀬清(読み)たかせ きよし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高瀬清」の解説

高瀬清 たかせ-きよし

1901-1973 大正-昭和時代の社会運動家。
明治34年10月12日生まれ。大正11年非合法の共産党結成に参加,コミンテルン第4回大会でその創立報告。第1次共産党事件で検挙・投獄され,出獄後は社会民主主義に転じ,昭和4年東京麹町区議となった。昭和48年8月7日死去。71歳。岐阜県出身。著作に「日本共産党創立史話」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高瀬清の言及

【暁民共産党事件】より

…軍隊赤化事件ともいう。同年1月復刊された大杉栄の《労働運動》には近藤とともに高津正道も協力しており,4月に組織された日本共産党準備委員会には,早稲田大学学生高津,高瀬清らを中心に結成された(1920年5月)学生,労働者の団体〈暁民会〉員も参画していた。上海より帰った近藤は8月以降暁民会を中心に,赤瀾会(1921年4月結成)などとも関係しつつ活躍していた。…

※「高瀬清」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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