日本歴史地名大系 「高爪山」の解説 高爪山たかつめやま 石川県:羽咋郡富来町大福寺村高爪山羽咋・鳳至(ふげし)両郡の郡境にあり、標高三四一メートル、地質は輝石安山岩。大福寺(だいふくじ)山・金竜(きんりゆう)山・洞(ほら)ヶ岳などとよばれてきた。円堆形の山容から能登富士とも能登の笠山ともいわれる。「能登志徴」に「西海の出崎に高く聳へ渡海船の見当とす」とあるように、古来沿岸航海の船舶の目標となり、沿岸漁業の「山ダメ」の目標としても重要であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by