高等科(読み)コウトウカ

デジタル大辞泉 「高等科」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐か〔カウトウクワ〕【高等科】

初等科・中等科に対し、さらに程度の高い課程
旧制尋常高等小学校で、高等小学校に相当する教育を行った課程。
旧制の7年制高等学校の後期3年間の課程。
旧制の国民学校の、初等科に続く2年間の課程。

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精選版 日本国語大辞典 「高等科」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐かカウトウクヮ【高等科】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 旧学制下、七年制高等学校で、後期三年間の教育課程呼称
  3. 旧学制下の高等小学校の呼称。
    1. [初出の実例]「現今は生徒数八百有余名。尋常科七百名余、高等科百十三名。之を尋常科十一学級高等科四学級に編成す」(出典:風俗画報‐二八〇号(1903)四谷左門町)

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防府市歴史用語集 「高等科」の解説

高等科

 1886年(明治19年)の小学校令[しょうがっこうれい]によってつくられた高等小学校のことです。尋常[じんじょう]小学校卒業後に通学していました。しかし、1941年(昭和16年)の国民学校令[こくみんがっこうれい]により、国民学校高等科に変わり、戦後学校教育法[がっこうきょういくほう]で廃止になり、ほとんどが現在の中学校になりました。

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