高蔵神社(読み)たかくらじんじや

日本歴史地名大系 「高蔵神社」の解説

高蔵神社
たかくらじんじや

[現在地名]岡山市牟佐

牟佐の北方高倉たかくら山の南面中腹にあり、旧村社。祭神は天香山命・天火明命の二柱。本殿は里宮として祀られたもので、高倉山山頂には磐境遺構が残り、山麓には遥拝所(辺つ宮)があって古い神社の形態を伝える。当社石鳥居の正慶元年(一三三二)銘の扁額には「正二位高蔵大明神」「大願主国造神主上道康成」と刻され、古代の豪族上道氏の祭祀した神社であったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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