高蔵神社(読み)たかくらじんじや

日本歴史地名大系 「高蔵神社」の解説

高蔵神社
たかくらじんじや

[現在地名]岡山市牟佐

牟佐の北方高倉たかくら山の南面中腹にあり、旧村社。祭神は天香山命・天火明命の二柱。本殿は里宮として祀られたもので、高倉山山頂には磐境遺構が残り、山麓には遥拝所(辺つ宮)があって古い神社の形態を伝える。当社石鳥居の正慶元年(一三三二)銘の扁額には「正二位高蔵大明神」「大願主国造神主上道康成」と刻され、古代の豪族上道氏の祭祀した神社であったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android