高関上郷村(読み)たかぜきかみごうむら

日本歴史地名大系 「高関上郷村」の解説

高関上郷村
たかぜきかみごうむら

[現在地名]大曲市高関上郷

南は戸地谷とちや村(現仙北せんぼく仙北町)、東は堀見内ほりみない(現仙北町)、西は高関下郷たかぜきしもごう(現花館一帯)に接し、北方たま川が南西に流れている。

新庄古老覚書によれば、天正一八年(一五九〇)豊臣秀吉の命により戸沢光盛が支配下の三五ヵ城を破却しているが、その一つに、仙北郡のうちの高関とある。しかし現在のところこの地のものかどうか確定できない。同年の出羽国仙北之内北浦郡御検地目録帳(戸沢文書)に「高関郷内 もろまた村」として、田一七〇町(分米一千九二六石四斗)、畑二町八段五畝(分米二六石五斗)とあるが、位置などは明らかでない。

元和二年(一六一六)の差紙写(大曲町史資料)によれば、大曲村小貫高畑おぬきたかばたけ村・川目かわのめ村でかつての耕地再興が企てられており、同七年には、

<資料は省略されています>

とある差紙が与えられている(仙北の歴史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android