鬼無里村(読み)きなさむら

日本歴史地名大系 「鬼無里村」の解説

鬼無里村
きなさむら

[現在地名]鬼無里村鬼無里

南北に長く、東は荒倉あらくら(一四三一・六メートル)連山栃原とちはら(現戸隠村)及び戸隠とがくし神社神領と境し、西及び南は裾花すそばな川で日影ひかげ(現鬼無里村)と境し、北は越後国と接する。村の中央に一夜いちや(一五五二メートル)が屹立し、村落は一夜山の麓、裾花川の北岸と、裾花川の支流小川の谷あいに散在する。

長禄二年(一四五八)になった「戸隠山顕光寺流記」(戸隠神社文書)中の当山施入法器道具等事の条に、「奉 常燈一灯 油料木那佐山一所」とあるように、「木那佐きなさ」と書き、この地に戸隠神社の神領があった。

鬼無里村
きなさむら

面積:一三五・六四平方キロ

上水内郡の西部に位置し、東は戸隠とがくし村、南は小川おがわ村と接し、西は北安曇きたあずみ郡と境する。長野市から県道鬼無里線が通じている。村の中心集落はまちで、ここから北安曇郡神城かみしろに通ずる神城線と小鬼無里こきなさを経て戸隠村に通ずる戸隠―鬼無里線が分れている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報