魂呼・招魂（読み）たまよばい

精選版 日本国語大辞典

たま‐よばい ‥よばひ【魂呼・招魂】

〘名〙 死人の魂(たましい)を呼びかえすこと。また、その呪法。死者の出た家の屋根に登り、大声で死者の名を呼ぶなどするもの。明治時代まで広く行なわれていた。魂呼び。

※小右記‐万寿二年（1025）八月七日「昇_二東対上_一〈尚侍住所〉魂呼」

※浮世草子・新可笑記（1688）二「されば唐土の魂呼(タマヨバヒ)とてむなしきからだを呼生たるその例多し」

出典　精選版 日本国語大辞典