普及版 字通 「魍」の読み・字形・画数・意味


18画

(異体字)
12画

[字音] モウ(マウ
[字訓]だま・もののけ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は罔(もう)。〔説文〕十三上に字をに作り、「(まうりやう)、山川物なり。淮南王のに、の小兒の如く、赤色、赤目長耳美髮なり。~國語に曰く、木石の怪、(き)・」と〔国語、魯語下〕の文を引く。〔左伝〕には「网兩」に作り、俗に「魍魎」に作る。〔玉〕に「魍魎」を水神とする。影の外影の陰微なものをも、いうことがある。〔周礼、夏官、方相氏〕に「大喪には(きう)(柩)に先だつ。びては壙(くわう)に入り、戈(ほこ)を以て四隅ち、方良を毆(う)つ」とあり、方良は网両と同声。地下にあって死人の脳を食うという。

[訓義]
1. すだま。
2. もののけ。

[古辞書の訓]
立〕魍 スダマ

[熟語]
魍魅・魍魎


14画

(異体字)魍
18画

[字音] モウ(マウ)
[字訓] すだま

[字形] 形声
声符は罔(もう)。〔玉〕に「木石のなり。小兒の如く、赤目美髮なり」とあり、字はまた魍に作る。〔国語、魯語下〕に「木石の怪を(き)・(まうりやう)と曰ふ」とあり、〔注〕に「は山のなり。人の聲を傚(なら)ひて、人を惑するなり」という。また方良ともいう。罔両・方良は、もと不気味なものを示す形況の語のようである。

[訓義]
1. すだま、山川の精。
2. 字はまた罔・魍に作る。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕虻・ 皆、奴可我(ぬかが)(ヌカガは)〔字鏡集 ミヅハ・スダマ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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