最新 地学事典 「魚竜類」の解説
ぎょりゅうるい
魚竜類
学◆Ichthyosauria 英◆ichthyosaurs
海生爬虫類の一目。三畳紀初期に出現,三畳紀後期~ジュラ紀初期に繁栄し,白亜紀後期に絶滅。体長は最大15m。ジュラ紀のIchthyosaurusが代表的。体の輪郭が保存されたり卵胎生を示す化石も知られる。上側頭窓があり,目は大きく,夾膜鱗で覆われ,外鼻孔は目の前方上部に開孔。歯が消失するものもある。椎体は三畳紀中期以降のものでは前後に著しく扁平となり,尾椎は尾鰭の部分で下方に屈曲し,尾鰭下葉の軸となる。肉質の背鰭と三日月形の尾鰭があり,四肢は鰭脚に変形し,魚類のような外形を示す。多くは魚食性だった。近年の見解では古生代の双弓亜綱から派生したとされる。日本では宮城県から世界最古の魚竜であるウタツギョリュウが報告されている。
執筆者:平山 廉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

