魚谷常吉(読み)ウオタニ ツネキチ

20世紀日本人名事典 「魚谷常吉」の解説

魚谷 常吉
ウオタニ ツネキチ

昭和期の料理人,僧侶 宝光寺住職。



生年
明治27(1894)年

没年
昭和39(1964)年

出生地
兵庫県神戸

本名
幼名=魚谷 昇

別名
号=宗関

経歴
大正から昭和の初期に神戸で料亭西魚善を営む。昭和19年頃、和歌山県古座川に転居し宝光寺住職に。著書に「魚料理」「精進料理」「茶懐石」「味覚法楽」「魚谷常吉全集 日本料理教本」(全15巻 東京書房社)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「魚谷常吉」の解説

魚谷常吉 うおたに-つねきち

1894-1964 昭和時代の僧,料理研究家。
明治27年8月14日生まれ。兵庫県神戸の実家の料亭「西魚善」をつぐ。昭和12年出家し,16年和歌山県の宝光寺住職となる。食文化にもするどい目をそそぎ,「味覚法楽」「滋味風土記」などの著作がある。昭和39年4月14日死去。69歳。幼名は昇。号は宗関。
格言など】食通とは,相当いろんなものを食い,研究もして,はじめて成り得るものである(「味覚法楽」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android