鯁直(読み)コウチョク

デジタル大辞泉 「鯁直」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょく〔カウ‐〕【×鯁直】

不正をゆるさず、人に屈しないこと。
「―慷慨こうがいにして、避くるところ無し」〈露伴運命

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鯁直」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょく カウ‥【鯁直】

〘名〙 (形動) (「鯁」は魚の骨がのどにささる意。直言が受け入れられがたいことをたとえていう) 人にへつらわず、権勢を恐れないこと。強く正しいこと。きょうちょく。
読本英草紙(1749)三「我生得(しょうとく)鯁直(カウチョク)」 〔北史‐庫狄干伝〕

きょう‐ちょく キャウ‥【鯁直】

〘名〙 (形動) =こうちょく(鯁直)
※読本・椿説弓張月(1807‐11)後「その為体、鯁直(キャウチョク)寡慾にして、万の事誠心をもてせり

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