鯨取(読み)イサナトリ

デジタル大辞泉 「鯨取」の意味・読み・例文・類語

いさな‐とり【鯨取/魚取】

[名]クジラを捕ること。捕鯨 冬》
ることはかわらぬ―ながら」〈露伴・いさなとり〉
[枕]クジラを捕る意から、「海」「浜」「なだ」にかかる。一説に「いそな(磯魚)とり」の音変化とも。
「―海辺をさして」〈・一三一〉

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精選版 日本国語大辞典 「鯨取」の意味・読み・例文・類語

くじら‐とりくぢら‥【鯨取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鯨を捕えること。捕鯨。くじらりょう。また、それを業とする人。
    1. [初出の実例]「旧(もと)鯨漁師(クヂラトリ)であったことが知れても悪い訳は無いが」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉一〇)
  3. 子ども遊戯一種全体紅白の二組に分け、各組から一人ずつを出して鯨とし、その他の者は手をつないで横隊になり、各組が相手の鯨を囲んだ方を勝ちとする。

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