精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙 (もと、鯨のひげで作ったところからいう) 物差の一つ。一尺が曲尺(かねじゃく)の一尺二寸五分(約三八センチメートル)にあたる長さを規準にしてつくったもの。また、その長さについてもいう。和裁に用いる。くじらの物差。くじらじゃく。くじら。
※俳諧・江戸八百韻(1678)何笛「大幣のあまた夜(よる)昼を売(うる)〈来雪〉 鯨ざし暦もどきにくどかれて〈安昌〉」
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