デジタル大辞泉
「大幣」の意味・読み・例文・類語
おお‐ぬさ〔おほ‐〕【大▽幣】
1 大祓のときに用いる大串につけた、ぬさ。祓のあと、人々がこれを引き寄せて身のけがれをそれに移して、川に流したという。
「―の引く手あまたになりぬれば思へどえこそ頼まざりけれ」〈古今・恋四〉
2 《1に引用の歌から》引っ張りだこ。また、気の多いこと。
「―になりぬる人のかなしきは寄る瀬ともなくしかぞ泣くなる」〈大和・一六〇〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おお‐ぬさおほ‥【大幣・大麻】
- 〘 名詞 〙
- ① 祓(はら)えのときに用いる大串につける幣帛(へいはく)。祓えのあと、人々がこれを引き寄せてからだを撫で、罪やけがれをそれに移したという。
- [初出の実例]「国の大奴佐(おほヌサ)を取りて生剥・送剥〈略〉牛婚・鶏婚・犬婚の罪の類を国の大祓(おほはらへ)を為て」(出典:古事記(712)中)
- 「おほぬさのひくてあまたになりぬれば思へどえこそ頼まざりけれ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋四・七〇六)
- ② ( 形動 ) ( ①の「古今集」の歌から ) 心があちこちにひかれること。また、その者。
- [初出の実例]「われをのみ思ふといはばあるべきをいでや心はおほぬさにして〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑体・一〇四〇)
- ③ ( 引く手あまたの意から ) ひいき客の多い歌舞伎若衆や遊女。
- [初出の実例]「よし川のなかれ名にたつおほぬさはひくてになびく心くやしき」(出典:評判記・剥野老(1662)吉川六彌)
たい‐へい【大幣】
- 〘 名詞 〙
- ① 践祚大嘗祭にあたり、伊勢神宮以下一定の神社に奉る幣帛。大奉幣。おおみてぐら。
- [初出の実例]「在二山背国乙訓郡一火雷神。毎レ旱祈レ雨。頻有二徴験一。冝レ入二大幣及月次幣例一」(出典:続日本紀‐大宝二年(702)七月己巳)
- ② 大きな御幣。
おお‐みてぐらおほ‥【大幣】
- 〘 名詞 〙 ( 「おお」は接頭語 ) 神前のお供え物。
- [初出の実例]「献るうづの大幣帛(おほみてぐら)を、安幣帛の足幣帛と、平らけく安らけく聞し食せと」(出典:延喜式(927)祝詞)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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