鱸利彦(読み)スズキ トシヒコ

20世紀日本人名事典 「鱸利彦」の解説

鱸 利彦
スズキ トシヒコ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治27(1894)年3月19日

没年
平成5(1993)年

出生地
千葉県

出身地
宮崎県

学歴〔年〕
東京美術学校油絵科〔大正7年〕卒

主な受賞名〔年〕
歌舞伎座のどん帳原画コンクール1等入賞

経歴
高島屋の図案部でデザイナーの仕事に就いたが、勤めながら美校の研究科に通う。写実本道を一筋に歩き、卓越したデッサン力で定評を得た。また所属帝展から旺玄会、二科会と移り、昭和30年鈴木信太郎らと一陽会創立に参加したが、40年脱会し、無所属。この間、5年にフランスに留学、24〜52年共立女子大学教授を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鱸利彦」の解説

鱸利彦 すずき-としひこ

1894-1993 大正-平成時代の洋画家。
明治27年3月19日生まれ。本郷洋画研究所で藤島武二らにまなぶ。大正7年文展に初入選,昭和10年まで官展出品。旺玄会や二科展に出品するが,30年一陽会の結成に参加。41年同会を退会,無所属となる。24年共立女子大教授。平成5年3月13日死去。98歳。千葉県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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